- 2017-9-2
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- GRODY SHOGUN, Luke Rook, LULUBELL, デザインフェスタギャラリー, ルーク・ルック
東京・原宿にあるデザインフェスタギャラリーで、2017年8月中旬の3日間、ちょっと気になるアーティストが、ほぼ初という個展を開催した。それは高円寺を拠点にソフビをクリエイトするLuke Rook (ルーク・ルック)氏のGRODY SHOGUN(グロディー・ショーグン)だ。ほぼ初というのはかつてFEWMANYにてミニ個展を開催しているためだが、今回の規模は初めて。GRODY SHOGUNとして活動を続けてきた中で、そろそろ個展をしてみたいと思ったことや、新たなファンに見てもらいたかったことが今回の開催理由で実に気負いがない。内容は毎日テーマを設け、初日は未彩色のマッシュアップ作、2日目は彩色版、そして3日目はカスタムなどの展示販売を行った。未彩色でピンク&ブラックの成型色が目立つが、これはLuke氏がオーナーのショップ・LULUBELL(アリゾナ州)のイメージカラーだという。奇妙な造形はもちろん、目を引くのは様々なパーツを自在に組合わせた作品たち。こうしたマッシュアップはGRODY SHOGUN、最大の特徴で実に楽しそう。気負いなくソフビ作りを楽しむLuke氏を見ると「ソフビはおもちゃ!」という、基本的な魅力を再認識させてくれる。ちなみに今回の個展で販売した一部ソフビは、実にお得なイベント特価だったのもうれしかった。それでは取材で訪れた2日目の会場から気になる作品を紹介していこう!
↑右の大きなソフビはボディパーツを上下逆にして手足を取り付けている
↑お人形の頭部に、象の頭部を逆さにして鼻を尻尾にしたボディ。足は何かの動物の手パーツだ
↑ブラックボディは動物ソフビの頭部を逆さにして使用。右はヘルメットをかぶった頭部へ直に足を組み合わせている
↑なかなかビッグサイズな「GRODY Big Baby」。ボディは人形の頭部を2個つなぎ合わせている
↑GRODY SHOGUNとして初期の作品である「エンマン」も展示された
↑取材中もLuke氏は時間を惜しむかのように彩色の手を休めることがない
↑正面から撮らせて欲しいとカメラを向けると、おどけた表情をするお茶目なLuke氏(笑)
© GRODY SHOGUN