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今後、新たなステージへ? 近年のメディコム・トイソフビについて! 赤司竜彦氏(メディコム・トイ代表取締役社長) Interview


実に久しぶりにメディコム・トイ製ソフビについて赤司代表にインタビューを行った! メディコム・トイが製作するソフビについては、2017年まで定期的にメディコム・トイのソフビと、その時期のソフビ界について赤司代表にお話を伺ってきた。なぜならメディコム・トイが次々と新シリーズ発表するなど、とても精力的だったため。ただ最近はキャラクターモノの薄まりとともに、徐々に毎月のリリース数も落ち着いてきた印象が強かったこともあり、そのまま時が過ぎていったのだ。今回、久しぶりにお話を伺いたいと感じたのは最近、よりアーティストモノへの傾倒が強くなっているように思い、改めてメディコム・トイのソフビに活気を感じたため。これはあくまで勝手に感じているだけなのだが、その真意を確かめるべく、ざっくばらんにメディコム・トイソフビの現状についてお話を伺った!

1/「AKASHIC RECORDS」とコロナ禍で恒例のエキシビション開催について

ーー先日は「AKASHIC RECORDS」お疲れ様でした。今振り返ってみての感想を聞かせて下さい。
多くの作家さん、ライセンサーの皆さんのご協力なくしては実現できなかったプロジェクトです。1回目という事もあり、試行錯誤も多かったですが、まずは開催できて良かったなと思います。ご来場頂いたお客様、STYLEVOICEでの2日間のWEBでの催事にご参加頂いたお客様に深く感謝申し上げます。

ーー次回開催のビジョンなどありましたらぜひ聞かせて下さい。
数字の積み上げを前提にすると比較的答えは出しやすいのですが、その点だけをメルクマールにすることなく、今回以上に感性の精度を高めた催事を開催できればと考えています。

ーーまた次回も期待しています! 次に今年は恒例のエキシビションがコロナ禍ということもあってネット上での開催となりました。常にトップランナーであり続けてきたメディコム・トイさんならではの仕掛けある開催になると感じております。すでに全体像が見えていると思うのですが、手応えなどはいかがでしょうか?
バーチャルエキシビションは現在、最終デバッグの最中です。世界中の皆さまに楽しんで頂けるよう準備を進めておりますので、ご期待ください!

ーー新たな仕掛けなど、話せる範囲でいいので教えてもらえないでしょうか?
色々な取り組みをパラレルに進めており、なかなかサクッとお話しにくいのですが少なくても2021年は今まで以上に新鮮な驚きを多くのファンの皆さまにお届けできると思います。特に懇意な作家さんたちとのプロジェクトには想定外と思われる仕掛けが増えるはずですのでこちらも楽しみにしていてください。

ーー楽しみです!

2/現在のメディコム・トイのキャラクターソフビについて

ーー次に今回の本題になります。近年はメディコム・トイ製のソフビも安定期に入ったように感じます。最近のメディコム・トイ製ソフビを振り返っての感想をお願いします。
マーケット自体は昨年と大きく変わった印象はありません。ただ、より売れる物と売れない物の差異は顕在化している印象を受けます。

ーーソフビ界も色々変化していると思います。特にメディコム・トイ製のソフビですとキャラクターモノのシリーズが休止しています。[ダイナミックヒーローズ][ダイナマイトコレクション][タツノコジェネレーション]などのあべ♨︎とおるさんが原型を製作されていたシリーズやドリームロケットさんの[DREAM ROCKET FACTORY]などについてはいかがですか?
上の3つはあべ♨︎とおるさん(ビックワンクラフト代表)のシリーズですが、あべさんとご相談の上「一度、リセットし新たな取り組みを考えましょう」という所で見解は一致しています。これはマーケットのシュリンクを意味しているのではなく、あべさんとの関係性をリフレッシュし、新たな企画を生むための助走期間です。[DREAM ROCKET FACTORY]などは矢嶋(淳一/ドリームロケット代表)さんが以前よりご多忙になり、シリーズ継続が難しくなったという所が大きいですね。

ーー休止というよりリフレッシュだったんですね! となると復活が楽しみです! またその一方でメインシリーズの[東映レトロソフビコレクション]などの東映モノは相変わらず充実しています。キャラクターチョイスなど、現在どのように行われているのでしょうか? 以前と比べて何か変化などありましたか?
基本的には私と熊ノ森(恵/シリーズ原型を全て担当)さんのキャッチボールで草案を起案にし、実走させている感じです。

ーー逆に一時、休止していた[GODZILLA VINYL WARS]が安楽安作さんの「ゴジラ」製作をきっかけに再び息を吹き返したように感じています。このような流れになったのは、どのような理由だからだったんでしょう?
安楽さんご自身がデジタル原型のノウハウを取得されたことが大きいです。このようにシリーズ自体は動いていても休んでいても、常に胎動しているものなので、先述のシリーズも何か良い機会があれば復活する事はあり得るかもしれません。

3/メディコム・トイのアーティストソフビについて

ーーさらにパワーアップして各シリーズが帰ってくることに期待しています! 次にメディコム・トイさんのソフビで近年気になった動きとして、キャラクターモノやアーティストモノなど[JAC]や[JAM]など、ビッグサイズの展開が目立った印象がありました。これはどのようにしてスタートし、今後どのような展開を予定されているのでしょう?
起案の経緯はアートピース的な3Dの開発という意味合いが強いように思います。これまでに展開したラインも作家さんによってその後の展開は千差万別です。以降の展開については常に懸案中という感じで機会とタイミングとご縁次第かなと思います。

ーーまたアーティストモノといえば[VAG]も近年はとても安定期に入ったように感じます。[VAG]の現状について印象を聞かせてください。
確かにコンテンツとして成熟期に入った印象を受けています。前にも増して色々なご提案を頂いておりありがたい限りです。

ーー[VAG]参加アーティストさんについて聞かせてください。最近は新たなアーティストさんが目立ってきたように感じます。皆さんはどのような場所で探してこられるのでしょうか?
最近は所謂ソフビのフィールドだけではなく、色々なジャンルの作家さんを意図的にキャスティングさせて頂いています。お知り合いになるきっかけは様々ですが、ソーシャルで知り合うケースも少なくありません。

4/メディコム・トイ製ソフビの現在とこれからについて

ーーメディコム・トイさんのソフビというと以前は、キャラクターモノとアートトイの両輪だったように感じていました。最近はよりアートトイへの傾倒が強い印象を受けますがいかがですか? またそうなった理由を聞かせてください。
キャラクタ―ソフビがある程度、一巡したという所が大きいように思えます。ただ決してキャラクターソフビの比率が自分の中で補足している印象は全くなく、どちらかというと、いろんなモノが融合して、そこから派生する、いろんな商品開発だったり、マネージメントだったり、という部分に時間を割かれている背景があり、なかなか深掘りして……例えば『UFO大戦争 戦え! レッドタイガー』みたいなソフビが作れなくなっている背景もありました。もちろん大好きなジャンルなので、まだまだ継続していくつもりです。今まで以上にトリッキーな企みで驚いて頂けるように頑張ります。

ーーまた最近はイベント限定など無告知で販売されるソフビも多いのが印象的です。それはどのような理由からですか?
ニュースの陳腐化の速度が大きいです。ソーシャルメディアの台頭で告知をしないことが一番の告知というアンビバレンツな環境が生まれている様に感じています。誰も知らない事こそが誰かに伝えたいことなんじゃないかな? という視点からの施策という感じでしょうか?

ーー確かにソフビには告知せず売るという流れがあるし、ソーシャルメディアの台頭はメディア側としては色々と悩ましいです。そして次の質問ですが、赤司さんが現在気になっている国内外のメーカー&アーティストさんがいたら、ぜひ教えてください。
メーカーさんは特に思い浮かびません。興味深いアーティストさんは数多くいらっしゃいますが、ソフビの領域に限定したものではなく、もう少しマクロにMDを考えています。

ーーまたいろんなアーティストが登場するのを楽しみにしています。では最後に今後に予定している新作など可能な範囲でかまいませんので聞かせて下さい。
2021年最初のソフビイベントは「WF2021冬」になりますかね? そこではソフビが“ドカッ”ときます! 「WF」が今年の2月以降なくて1年ぶりの開催になりますよね。それもあってメディコム・トイのスタッフもみんな鬱憤が溜まっている感じです。みなさんそうだと思いますが、1年「WF」がないと肌感覚としてかなりきつい(笑)。色々な仕掛けを考えていますのでお楽しみに!

ーー今後のメディコム・トイが新たなステージで楽しませてくれる予感がしますね。インタビューさせていただき、ありがとうございました!
(2020年10月メールにて収録)

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