Candie Bolton

■イラストレーター、ペインターとして、目や魂の「キャンディー」のような作品を制作。キャンバスのみならずソフビをも支持体として日本の文化とシュールレアリスムを融合させた独自の作品を生み出している。2017年、第7回Designer Toy Awards にて「Break Through Artist」を受賞、同時に「化け鯨」は「Best Sofubi」のカテゴリーを受賞。
Twitter : @Candie_Bolton
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Instagram : @candiebolton
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ーー今回のプロジェクト参加の経緯と感想を教えて下さい。
メディコム・トイのスタッフの方から声をかけていただきました。私はメディコム・トイが大好きで「VAGシリーズ」にもいつか参加したいと思っていたんです。すぐにスケッチを描き、原型がある程度纏まったところでメディコム・トイの本社へご招待していただきました。

ーーこのプロジェクトに対して期待している事などあったら教えて下さい。
このシリーズに参加できるなんて夢のようで、とっても光栄です！　「化け鯨」のファンの皆さんに満足していただけるような、そしてまだ私の作品を見たことのない皆さんにも興味をもっていただける作品になるとうれしいです。

ーー今回なぜこのキャラクター＝「化け鯨」で参加しようと考えたのか教えて下さい。
「化け鯨」をガチャのサイズに小型化するのは難しいけど楽しい挑戦になると思ったんです。このサイズの中に沢山のディテールをどのように入れ込むか難しかったですがメディコム・トイのPERFECT-STUDIOがすばらしい造形に仕上げてくれました！

ーーキャラクターの設定や制作コンセプトなどありましたら教えて下さい。
「化け鯨」は日本の伝承に出てくる同名の「鯨」の妖怪がもとになっています。私の「化け鯨」は色々な「鯨」のパーツと、人間の様な頭蓋骨と手の骨を組み合わせたデザインになっています。

ーー原型製作時にこだわった造型ポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。
一番こだわったポイントは手です。すこし気味が悪く、でもちょっとかわいい感じを出したかったんです。「化け鯨」は全体を見るとおどろおどろしいモンスターのようなクリーチャーだけど、手は華奢でかわいいポーズにしています。私は怖さとかわいさのコントラストがこのデザインの大事な魅力だと思っています。

ーー今回は５色あります。色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。
今回色を選ぶにあたり、私が普段エアブラシでフィギュアを彩色する感じを再現したいと思いました。そこでとてもカラフルな色を使い、それぞれのグラデーションも意識しました。

ーー実際にソフビサンプルを見た時の完成への手応えなどあったら聞かせて下さい。
初めてサンプルを見た時のことは忘れることができません。一目見た瞬間からとても気に入ってしまいました！　飾っておくのはもちろん、手にとって遊んだりいろんな冒険のお供としても楽しめる作品になりました。サンプルを受け取ってからどこに行くときも一緒に連れて行っています。

ーーシリーズは、もう第14弾まで発売されておりいずれも好評でした。そういう状況を受けてのプレッシャーなどはありますか？
多くのすばらしいアーティストがラインナップされたシリーズで、さらに私が「VAGシリーズ」初の海外の女性アーティストということで大きなプレッシャーは感じました。今回参加することが出来、本当に光栄で、シリーズに貢献することが出来たらうれしいです。

ーー今後またシリーズへの参加意欲などあれば聞かせて下さい。
もちろんです！　新たに展開できるようなデザインももう考え始めています。またこのシリーズに参加できる機会を頂けることを願っています。

ーー最後にファンへのメッセージをお願いします。
私のアートを信じて支えてくれた皆さんに感謝いたします。皆さん無しでは実現できませんでした！　皆さんがこのデザインを気に入って集めるのを楽しんでくれるとうれしいです。ガチャガチャで欲しい色が出たときのよろこびや「最後の１色が出るか！」っていうドキドキってありますよね。私の「化け鯨」でも皆さんにそんな経験をしていただけたら本当にうれしいです。

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