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2018年6月発売開始の[VAG]第15弾についてお聞きしました! 「子分鮫」について

VAG(VINYL ARTIST GACHA) SERIES15 子分鮫
サンガッツ本舗

サンガッツ本舗■兵庫県出身。東京の広告制作会社に入社後、ディレクターとして、TV-CM、VPを監督すると共にCM、VP用キャラクターをデザイン。 独立後、ソフビによる立体造型作品も製作し『時効警察』(テレビ朝日/MMJ)の「プクーちゃん人形」も制作。 妖怪、怪獣、宇宙人をモチーフにしたキャラクター作りを展開。また映像制作のノウハウを活かしてキャラクターのイラスト、アニメ、 フィギュアとメディアにとらわれない表現活動も行っている。

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ーー[VAG]は第3弾の「熟成肉ゾンビ」に続いて2回目の参加です。「熟成肉ゾンビ」は大好評でした。まずその手応えや感想など聞かせて下さい。
昔のことなので忘れました。最近もの忘れがひどくてねえ。

ーーそして2回目となる今回、なぜこのキャラクター=「子分鮫」を製作しようと考えたのでしょうか?
「『うらなめ』か『漢鮫』で[VAG]を」というオーダーだったんですよ。しかしもともと「うらなめ」がカプセルトイサイズの[ガチャモン](2006年)のモノをミドルサイズにサイズ変えしたものだし「漢鮫」をカプセルトイサイズに子供化したものが「童鮫」だし。それに、サイズ変えや子供化はほかの人が[VAG]を作る時にやってることなので、違うことをやらんとなと。そこで「小さい体で『漢鮫』に媚びへつらうキャラクターが面白いかな?」と思い「鮫」にくっつく=「コバンザメ」=「子分鮫」となったわけです。

ーーキャラクターの設定や制作コンセプトなどありましたら教えて下さい。
いま言うた通りでそういう感じ。当初は「コバンザメ」の吸盤に当たる部分に磁石を仕込んで、冷蔵庫の横とかにくっつけらるソフビにしたいなと考えてたんですけど、自分が費用を考えずに作るソフビじゃないので、そのプランは諦めました。

ーー原型製作時にこだわった造型ポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。
「コバンザメ」って「鮫」じゃないんですよ。分類としては魚で「スズキ」の仲間なんです。「漢鮫」には後頭部に背ビレが立ってるのがポイントですが「コバンザメ」の場合はその背ビレが変化したモノがあの吸盤なんです。だから「頭をどうするかなあ?」と思って胸ビレを上にピンと立てたのがポイントですかね。

ーー今回は5色あります。色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。
黒い学ランのモノは、困り顔でヘコヘコしている「服従」。
赤い学ランのモノは、赤と金でおめでたい「招福」。
金色学ランのモノは、成金状態の「金満」。
白い学ランのモノは、後輩に対して偉そうにするときの「強気」。
緑の学ランのモノは、熟成肉ゾンビを食べてしまってゾンビ化した「腐乱」です。

ーー実際にソフビサンプルを見た時の完成への手応えなどあったら聞かせて下さい。
前回と同じですけど、原型を作っただけで、ロウ型も作らず、その後の作業を全く何もしないで塗装済み完成品がわんさかわんさと大量に出来上がってくるというのは、楽してしまった事に罪悪感しかないですね。

ーー最初の「熟成肉ゾンビ」と比べて、今回のプレッシャーはいかがですか?
「熟成肉ゾンビ」の時は「既存のキャラクターではなく[VAG]のための完全オリジナルで」というオーダーだったので、それだけで世界観を持ってないとならなかったんですけど、今回はむしろ「『漢鮫』で!」というオーダーだったので「漢鮫」の世界観の中で作れたのでプレッシャーは微塵もなかったですね。ここも楽してます。

ーー最後にファンへのメッセージをお願いします
この「子分鮫」がリリースされるタイミングに合わせて、先月に「親分鯱」というキャラクターのソフビをリリースしてるんです。媚びへつらうキャラクターですので、ある時は「漢鮫」に、ある時は「親分鯱」にと「フラフラする奴だとおもしろいな」と思って。なので、この安価な[VAG]の「子分鮫」を買ってしまったら、並べて遊ぶために「漢鮫」「親分鯱」を買わざるを得なくなるというクソみたいな策略に、ぜひひっかかっていただければなと思います。

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