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2020年9月発売開始の[VAG]第24弾についてお聞きしました! 「ティティ」について KAIJIN interview


KAIJIN
KAIJIN

■自ら求めるキャラクターのイメージを形にするため、2005年より活動開始。オリジナルデザインのキャラクター、フィギュアの制作を軸に展開し、個展や国内外のアート企画、アーティストのコラボなどでも作品を発表。他にアニメ、特撮キャラクターのリデザイン、原型制作など制作の幅を広げつつある。
Twitter @kaijintoy

 

【代表取締役社長 赤司竜彦によるキャスティングポイント】

ソフビ作家さんの中ではオリジナルとキャラクターを並走できる数少ない作家さんの御一人であるKAIJINさん。 彼の持つ洗練されたフォルムをもっと多くの皆さんにご覧頂きたく 2回目のキャスティングをお願いしました。

ーーKAIJINさんは、今回で2度の参加です。まず過去の参加への感想とその時の手応えを教えてください。
前回参加させて頂いた時にはこれまで制作してきた作品と少し違い、カプセルサイズで満足してもらうにはどういうバランスでの修正が必要なのか?など、VAGならではのアプローチをすることが出来たと思うので満足しています。
また自分のイメージした遊び方以上に買っていただいた方達が楽しんでくれたのが実感出来ました。

ーーそして今回2回目となる[VAG]プロジェクトへの参加経緯と感想を教えて下さい。
前回もそうだったのですが赤司社長からご連絡いただき参加させていただきました。
今回のティティは元となるソフビは無く、販売自体もレジン製のものを数回販売しただけでしたのでお話いただいた時は驚きましたね。

ーー[VAG]に対して期待している事などあったら教えて下さい。
僕自身毎回どんな作家さんが参加するのか楽しみにしているのでこれからも個性的なラインナップに期待しています。

ーー今回の[VAG]で「ティティ」をチョイスした理由を教えてください。
上でお答えしたようにチョイス自体は赤司社長の方からでしたが、依頼のタイミングを考えると
僕もティティを選んでいたとは思います。当初ソフビ化も頭に入れてのバランスやパーツ分割で制作したキャラでしたのでその後の行程もスムーズでした。

ーー改めて「ティティ」のキャラをデザインされた時のこだわりや、コンセプトなどを教えて下さい。
これまでの作品はほとんどが人型のシルエットでしたので何かマスコット的な愛らしさを持つキャラクターを作ろうとしたのがキッカケですね。コンセプトはストレートに可愛いく。作品を作っているとどうしてもどこか独自性を出そうという考えが頭を過るのですが、今回それはあえて自分の作風の範囲内に抑えました。
“可愛い“という部分で言えばちょこんと小さく短い足にプクプクしたシルエットなど、子犬や子猫なんかが持つ可愛さを参考にしています。あと被っているフードは単純に自分のデザインの好みってのもありますが、動物のキャラクターが服やアクセサリーを身につける事で見た人はそのキャラクターに少なからず知性を感じ、着ている服のデザイン1つで世界観をイメージすると思っています。
喋ったりお話を見せる事が明確に無いぶん、デザインの中にそういった想像してもらいたい要素を
含ませる事は多いですね。

ーー原型製作時にこだわった造型ポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。
重心バランスでしょうか?まず首の位置からして4足歩行の動物のシルエットから外れていますし、頭のサイズ的も重心が前方に行きがちなデザインですので。原型制作時はその辺を解決するにはどうすれば良いか?と造形とデザインを行き来しながら制作しました。

ーー今回は5色あります。色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。
前回同様これまでの作品でよく使う色をベースに選んでいますが、今回はそこにどういう場面に
ティティが居るかを考えて決めています。例えば「ミドリ」は森林などの自然の中、屋内なら落ち着いた雰囲気のお部屋など。
手に取った人それぞれ好みの色はあると思いますが、「ココならこの色の子にしようかな?」という
場面での選択も楽しんでもらえると嬉しいですね。

ーー実際にソフビサンプルを見た時の完成への手応えなど聞かせて下さい。
とでも満足しています。前回もそうだったのですが最初のサンプルが出来た段階でほぼこちらのイメージ通りに上がってくるので修正した記憶がほとんど無いんですよね。
僕の場合は元の原型をスキャンしてもらいデータ上で細部の修正(主に元原型にある傷を消したり、シンメトリー化が必要な箇所など)をお願いする事はあるのですが、その後はほぼストレートで進んでいきました。

ーー[VAG]はすでに何シリーズも展開しています。これまでの各シリーズに対してプレッシャーなどありましたか?

プレッシャーはありませんね。2回目という事で色々思いつく事も多かったです。

ーー今後またシリーズへの参加意欲などあれば聞かせて下さい。
VAGは作家さんの作品をお手頃に楽しんでもらい沢山の方に知ってもらえるシリーズだと思います。
なのでまたシリーズに合ったキャラクターが生まれた時には是非参加したいですね。

ーー最後にファンへのメッセージをお願いします

今回VAGという形でソフビ化となったティティ、コロっとしたサイズでとても可愛く仕上がったと思います♪ フードの成形色の色や質感も気に入ってますね。
あとサブタイトルに「夢の中の~」とあるのは「夢の中ならどんな場面、登場人物と一緒に居ても
不思議じゃないよね?」という想いから付けています。なので本当自由に楽しんで可愛がってもらえれば僕も嬉しいです。

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