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2020年12月発売開始の[VAG]第25弾についてお聞きしました! 「Komugi the chipmunk 」について “little shop” 福士悦子 interview

“little shop” 福士悦子
■多摩美術大学デザイン科卒。パレットクラブ・スクール卒。アパレル・雑貨 メーカー勤務後、フリー。
キャラクター雑貨・子供服・文具その他商品・ノベルティの企画デザイン。広告・雑誌・web・TVのイラストレーション等。
2003年〜 雑貨ブランド”little shop”の活動開始。リスを中心とした動物雑貨を毎年発表、「シマリス・アーティスト」として認知される。商業施設内催事や、動物園や動物カフェでも販売。企業とコラボレーションのリスグッズの発売。
主催するイベント「りすカフェ」が今年で12周年、10回目を迎える。個展、グループ__________________________展など多数。
__________________________2016年 書籍『ラブ♡ほお袋』(辰巳出版)発売。
__________________________2016年・2017年 台北トイフェスティバルにてフィギュア販売。
__________________________Twitter : https://twitter.com/fukushi_risu
__________________________Instagram :https://www.instagram.com/fukushi_risu/
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今回、シリーズ6年目突入という事で、
意図的にソフビ作家さん以外の皆さんをキャスティングさせて頂きました。
これはVAGそのものの裾野を拡げたいという思いと、別なフィールドでご活躍の作家さんとの接点の中で
新しい取り組みを構築するという視点からの編成です。
結果的にVAGの製作進行と並行し、AKASHIC RECORDSをはじめ、多くのお取組みをご一緒させて頂き
また今後のプロジェクトを諸々控えておりますのでどうぞお楽しみに!
また近々、販売元であるプレステージ様からVAG6周年を記念したイベント告知もあると思います。
こちらもお見逃しなく!

【代表取締役社長 赤司竜彦によるキャスティングポイント】

彼女のキャスティングのきっかけは実はsofvi.tokyo編集長である石坂さんのトークショーがきっかけでした。
ショーの帰り道で照紗さん、CHAMIさん(MAMES)と一緒に陽気なお茶会をしたのですが、
その席に一緒にいらしたのが福士さんです。
シマリスをこよなく愛するアーティストという何とも不思議な第一印象から
プロのイラストレーターとして多方面でご活躍というギャップもあり、ご一緒させて頂く事を決めました。

ーー今回の[VAG]プロジェクトへの参加経緯と感想を教えて下さい。
赤司社長から、ぬいぐるみを3Dスキャンしたデータを元に、[VAG]を作れるというアイデアをいただきました。
個人でレジンフィギュアや、ソフビ指人形も少数制作しましたが、フィギュアとぬいぐるみの境界を超えていけることを魅力に感じました。
アメトイやソフビが好きで、[VAG]は気になるキャラは発売日に回しに行く1ファンなので、
幸運な機会をいただけたという、感謝の気持ちでいっぱいです。

ーー[VAG]に対して期待している事などあったら教えて下さい。

齧歯類イベントやリス園の売店等で「リス作家」として活動、「リス業界」ではそれなりに認知していただいているので、リス好きの皆さんに、ぜひ「Komugi」をお迎えいただきたいです。
ぬいぐるみは手縫いで大量生産はしていないので、[VAG]を多くの皆さんにお手にとっていただけるのが楽しみです。
[VAG]は、フィギュアコレクターさんの注目度が非常に高いので、「動物界隈」以外の新たな方々に見ていただけることも期待しています。

ーー今回[VAG]で「Komugi the chipmunk」をチョイスした理由を教えてください。
「Komugi」は、ペットのリスが好きすぎて、自分の為に作ったぬいぐるみが始まりです。
動物とずっと一緒にいたいという思いを込めて、ご好評をいただいております。
今では、Twitter等のアイコンで「Komugi」が、「おはようございリス!」と挨拶していたり、
”little shop”の代表的な存在となっています。

ーー改めて「Komugi the chipmunk」のキャラをデザインされた時のこだわりや、コンセプトなどを教えて下さい。

最初の一匹は、「うちのリス」にそっくりなぬいぐるみが欲しくて作りました。
どんなに好きでも永遠には一緒にいられないし、ケージ飼いで連れては歩けないので、ぬいぐるみならば、と。
リスのぬいぐるみは、形や縞が本物とかなり違うものも見かけるので、形と模様にこだわりました。
シマリスらしいぬいぐるみをお探しの方が多かったようで、
飼ってる方やお好きな方が、イベントに集まってくださるようになりました。
「本物のリスはかわいい」というコンセプト、個人的な思いからのスタートでしたが、
控えめなデフォルメと、リスに対する愛情が、動物好きな方に共感していただけていると思います。

ーー原型製作時にこだわった造型ポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。

原型は今回、3Dスキャンからの製作でお願いしたのですが、リスらしさとぬいぐるみらしさが、両方出てほしいと思いました。
ファーストサンプルでは、少し鼻先が短かったのを、柔らかい中にもシャープさのある顔にしたくて、マズル部分を調整しました。

ーー今回は5色あります。色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。

ベージュ系の「シマリス色」は迷いなく決まりました。
当初、他はリスが好きな果物等の食べ物の色でと考えたのですが、デザイン画の段階で、
シマリス色だけが当たりに見えそうで、リスにハズレがあっては可哀想だと感じました。
リスや自然物にこだわり過ぎず、ソフビとしての遊び心をテーマに改めて考えました。
50〜70年代頃の玩具や雑貨が好きで、”little shop”のテーマのひとつがレトロポップなので、
蓄光で「光るリス」、ゴールドで「金のリス」、水玉など、オモチャっぽい方向にシフトしたら、バリエーションが決まりました。
濃い茶色は、友達の家に「アメリカアカリス」がいて、目の周りの白がチャーミングなのでモデルにしました。

ーー実際にソフビサンプルを見た時の完成への手応えなど聞かせて下さい。

ぬいぐるみのフワフワした雰囲気が再現されており、足先や模様など細かな部分の塗装も綺麗で感激しました。
金色以外は、本体がマット塗装で目は光沢があるのも、モデルになったぬいぐるみの雰囲気が出ていると思います。
どのカラーも可愛らしく仕上がっており、リスでハズレを作りたくないという目標は達成できたかな、と感じます。

ーー[VAG]はすでに何シリーズも展開しています。これまでの各シリーズに対してプレッシャーなどありましたか?
「Komugi」は、シマリスらしさを大切に、あえて強い癖を出さないデザインにしています。
作家さんの色が強い、個性的なキャラが並ぶ[VAG]では、普遍的な動物というアプローチも、ある種のチャレンジになるかと思います。
動物の可愛さを素直に表現した形や、斬新さよりは懐かしさを目指した色展開も、受け入れていただけるよう願っています。

ーー今後またシリーズへの参加意欲などあれば聞かせて下さい。
白色は蓄光にするか、「ホワイトシマリス」という実在する白いリスにするか迷ったので、もし次回があれば「ホワイトシマリス」も仲間入りさせたいです。
また「金のリス」も縁起物のようだと反応が良いので、新たにユニークなリスも登場させたいです。
リスの好物でのカラー展開、今回は別案になりましたが、いつかチャレンジできたら嬉しいです。

ーー最後にファンへのメッセージをお願いします

リス好きの皆様からは、情報解禁直後から、応援のメッセージをいただいております。本当にありがとうございリス!
「NO RISU, NO LIFE!」を合言葉に、リスを普及していきたいと思いますので、皆様にもご協力いただけましたら、光栄りす。
今まではリスにあまり関心がなかったフィギュア好きの皆様にも、リスの魅力をお伝えしたいので、どうぞよろしくお願いシマリス!

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