フィギュアイラストレーター・デハラユキノリ氏が、mograg galleryでは、2017年の個展「THE HOMELESS」より2年ぶりとなる「デハラユキノリ新作フィギュア展『下品』」を2019年6月1日〜2019年6月23日まで開催した。前回の「HOMELESS」も興味深かったが、今回の「下品」は、それ以上の内容だったぞ! 個展の案内DM実に今回の展示内容を端的に言い表している文章が掲載されていたので紹介。
「キモかわいい、エロい、馬鹿、きわどい、猥褻、ヘタ、POP、小学生、HO-KE-、粘土おじさんなど様々な評価を誇るデハラ作品の本質を一言で言うと『下品』。『下品』は強い、全世代、全世界共通。いろいろ面倒な世の中に必要なのは『下品』かも知れない。『下品』と『自由』は似ている」
それにしても『下品』というコンセプトはどこからきたのか? もともと今回発売された「秘宝館」テーマで新作「デハラの秘宝館」を製作中、個展もそれにあわせた内容を当初予定していたという。……ただ、その時は何かが違っていたとデハラ氏は感じたという。「『秘宝館」を取材した時、笑いもなくエロにガチすぎる内容に、私が好きなのは『これではない!』と気づいたんです。もっと笑いのあるエロというか……そこでたどり着いたのが『下品』だったんですね」と語ってくれた。確かにこの方が、よりデハラ氏“らしい”と言えるかも。この『下品』というコンセプトに気づいてからというもの、それまで遅々として進まなかった個展用の新作フィギュアの製作が一気に加速したという(笑)。そんな「エロ」と「笑い」のデハラ氏的世界「デハラユキノリ新作フィギュア展『下品』」を紹介。ただしネットメディアとはいえ、正直どこまでOKなのか不安なので、ふんわりご紹介するので、ぜひ会場の雰囲気を感じてほしい!!(笑)。
↑「デハラユキノリ新作フィギュア展『下品』」に展示されたデハラユキノリ氏の前説。素晴らしいのでぜひご一読ください!
↑オープニング(リス)パーティーで描かれた(作った、盛った)作品。タイトルは「鼻ポールスミス」もしくは「下品丸」
↑会場に貼られていたデハラ氏のイラストプロフィール。これもどことなく「下品」に描かれているように見えた
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