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エクスプラス[大怪獣シリーズウルトラ編]20th記念、岡本Gee氏 Interview

エクスプラスが展開してきた[大怪獣シリーズ ウルトラ編]が今年なんと20周年を迎えた。それを記念して夏に開催された「ワンダーフェスティバル2023[夏]」では、ガレージキット創世記からリアル怪獣造形を追求する海洋堂・宮脇センムとシリーズを立ち上げたエクスプラス・岡本Gee氏によるスペシャルトークショーが開催され、コンプリート済みの『ウルトラQ』『ウルトラマン』怪獣、コンプリート目前な『ウルトラセブン』怪獣&宇宙人、『帰ってきたウルトラマン』などエクスプラスから発売済みソフビの一大怪獣コレクションが展示され、場内に「ウルトラ立体怪獣図鑑」が出現したのだ。そんなシリーズ20周年を祝してsofvi.tokyoでは、改めて岡本Gee氏にインタビューをお願いした。実はsofvi.tokyoの編集長は、2015年に某ホビー誌で『そふび道』を連載中、一度エクスプラスが展開した[大怪獣シリーズ]ほかソフビの特集企画でインタビューを行なっている。それから実に8年ぶりとなるインタビューでは、氏が通ってきた時代背景が明かされ、とても興味深い内容となった。なぜ[大怪獣シリーズ]は誕生したのか? ここに答えがあります!!

ーー[大怪獣シリーズ]は最初「ガメラ」など大映や東映怪獣でスタートし、2003年発売の「ガラモン」から[大怪獣シリーズウルトラ編]がスタートしました。そして[大怪獣シリーズウルトラ編]は今年20周年を迎えました。おめでとうございます。まずスタート時のお話から聞かせてください

それは第1弾が、なぜ「ガラモン」だったのか?ということなんです。当時はソフビ完成品となると、ライセンサーさんがすでにお付き合いのある大手メーカーさんなどとのバッティングにより、なかなか許諾が難しい状況だったんです。円谷プロさんとは[大怪獣シリーズ ウルトラ編]の企画段階でお話をさせていただいた時、ご担当者の方がーー今でもずっと担当していただいていますがーー「例えばリアル造形だったら、他メーカーさんがこれまでに製作したような『ガラモン』では許可出来ません。着ぐるみのトゲを全て再現するぐらいでないと。それが出来るならやってみてください」と言われたんです。ご担当者は「ガラモン」が大好きなのか、たぶん根底には「今だったら、できるのでは?」という期待もあるのかな? と感じました。そこで私は、すでに許諾いただいてて展開中だったエクスプラスの「ポリレジン製スタチューシリーズ」で発売した「ガラモン」を例に「スタチューは柔らかいシリコンゴムの型で、硬い『ガラモン』のトゲがうまく抜けました。だったら逆の発想でソフビの金型は固いけど、成型するソフビは柔らかいので抜けるのでは?」と説明したんです。「やってみてください」ということになって、その時点では未だ契約もないし、本当に成型できるか、わからない。でもエクスプラスの会社に事情を話して理解してもらい開発を始めました。この時、原型は「ガラモン」「ゴロー」「ゴメス」「ペギラ」などを進行しました。余談ですが、この原型は、ほぼ直しなしで本当に出来が良かった。そしてまだ何の契約もないけど原型を持って中国の工場へ行き相談したら最初は無理と言われたんです。でも工場にアドバイスをもらい一旦、日本に戻ってきて、原型師に「なるべくトゲの根元を太らせて、逆向きのトゲをオミットして、こちら側からソフビが抜けるように」と修正をお願いしました


「ガラモン」の原型写真

ーーソフビ仕様に整え直してもらったんですね

でもリアル造形だから「実際の着ぐるみ写真をよく見て、違和感のないように」と苦労して原型を修正してもらいました。そしてもう1回、工場に投げたら工場も「本気で修正してきたな!」と感じてもらえて、そこから原型を型取りして、パーツ分割したり、いろいろ試行錯誤してくれた。そしてようやく完成して、円谷プロさんへ持参したら「これはもう許諾せざる得ないですね」ってことになったんです

ーー第1弾がなぜ「ガラモン」だったのか?、という質問を考えていましたが、今のお話だとリアル造形のシリーズ化ということで「ガラモン」のお題を出され、それが完全再現できるならOKということだったんですか?

そうなんです

ーーということは、もし「ガラモン」の出来が悪かったら、その後の「ゴロー」「ゴメス」「ペギラ」はもちろん、シリーズも無かったということですか?

そうです。「徹底的なリアル造形なら、ほかのメーカーさんと差別化できるので許可しましょう」ということなんです。「触ったら痛い位の感じで出来たから、いいでしょう!」という感じでした

ーー確かにあの「ガラモン」のトゲは触ると痛いんですよ(笑)

その頃は、まだ工場とのやり取りも稚拙で、 素材の柔らかさの調整もうまく出来なかったんです。それに当時は、今ほど安全基準や環境基準が厳しくなかったから硬く出来たんですね

ーーなるほど。そして「ガラモン」から「ゴメス」「ゴロー」「ペギラ」「カネゴン」「パゴス」と発売されました

最初のラインナップは、個人的に幼少期のマルサンやブルマァクのソフビの記憶が関係しています。1966年にマルサンが当時発売した怪獣ソフビがこれらなんです。そして[大怪獣シリーズウルトラ編]の企画コンセプトが、そんなマルサンサイズのソフビを、リアル造形でコレクションしたらどうなる? だったからです。


第1弾として製作された『ウルトラQ』怪獣

ーーご自身のマルサン&ブルマァクコレクションがアイデアの源泉にあったんですね?

そうです。

ーーとなると、なぜデフォルメ造形ではなく、リアル造形へ突き進んだのでしょうか?

それは私の世代と関係があります。いわゆるマルサンやブルマァクなどのメーカーの造形は、子供のための造形ですよね。ところが1980年代に入るとガレージキットが日本でブームになって、それまで子供のおもちゃ造形だった怪獣に不満を持っていたファンが、劇中に登場する着ぐるみを自分の手でリアルに造形しキット化してどんどん発表し始めました

ーー確かに1980年代はガレージキットが登場して、その影響か一気にリアル造形に傾倒していった時代背景がありましたね

私はその直撃世代なんです。だから私たちの世代は、作品の映像を見て、その映像に登場するカッコいい怪獣を「この手で持ってみたい!」という衝動が強いす! 例えばマルサンの「ゴジラ」なら「劇中だと尻尾はこんなに短くない!」 という部分をリアルに再現したかった。当時のこうした流れは大手メーカーさんにも影響を与えましたよね。バンダイさんから発売された怪獣ソフビも徐々にリアル造形になっていきましたから。当時はガレージキットの原型師さんは花形で、色んな方がいたし、そんな原型師さんたちを海洋堂さんなどのガレージキットメーカーさんがまとめられていました。

ーー確かにガレージキット創世記は熱量がとても凄かった記憶があります

エクスプラスの商品ボックスに「ガレージトイ」と入れていたのは、そういう意味なんです。実はお客様から「アマチュアの商品だからガレージトイと言ってるんじゃないのか!」って叩かれたこともありました。そうではなくガレージキットの「欲しいモノを作る」という「イズムを忘れないためです」って。そういう当時の人たちや状況に影響を受けて、今の私たちの世代がある。そして[大怪獣シリーズウルトラ編]を始め、今までそれが続いているという感じです

ーーそして[大怪獣シリーズウルトラ編]が今年で20周年を迎えました

ここまで続くとは当初、思いませんでしたね。覚えてるんですけど最初、エクスプラスの代表に、この企画の話をした時、ミニカーの話をしたんです。ミニカーって趣味としてスタンダードで、それを作るメーカーは今でも作り続けて、今や凄いコレクションになっています。「それを怪獣でやりたい……延々と怪獣を作り続けたいと思います」みたいなことを言ってるんです


上はコンプリートした『 ウルトラQ』怪獣。下はシリーズ20周年記念「ガラモン」


コンプリートした『ウルトラマン』怪獣

ーーその通りになっていますよ。いくつかの作品ではコンプリートまっしぐらな印象を感じます

以前、2015年ぐらいに取材をしてもらった時、まず『ウルトラQ』をコンプリートし、その時『ウルトラマン』も後は「ゲスラ」でコンプリートという段階でした。その頃「ゲスラ」の体表のトゲはどうする? って感じでしたが、工場もどんどん進歩、進化したから再現することが出来た。ただ「ウルトラセブン」は、少し考えるところがあって……。怪獣みたいにキャラクターが立った宇宙人、例えば「ペガッサ星人」「ゴドラ星人」「クール星人」とか、早くから製品化しました。ただ『ウルトラセブン』はやはりドラマがあって、そこに宇宙人が登場するからイイんです。宇宙人を単体で立体化してもどうかな? という思いが強くて少しコンプリートを躊躇している。だから『ウルトラセブン』のコンプリートより、逆に『帰ってきたウルトラマン』の方が早くコンプリートしそうです。


『ウルトラセブン』怪獣&宇宙人


『ウルトラセブン』より先にコンプリートしそうな『帰ってきたウルトラマン』怪獣

ーーなるほど……確かに『ウルトラセブン』にはそういう側面がありますね

『ウルトラセブン』は、ほぼ私たちの世代で、『帰ってきたウルトラマン』になるとは1世代若くなります。次の『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』になると、また少しづつ世代が若くなる。おもしろいのが『ウルトラマンA』以降の突拍子もない怪獣デザインは、当時映像で見た時、子供でしたが、そこまで幼くなかったから、少し冷めた眼で見ていました。でも今になって改めて、この登場怪獣たちを[大怪獣シリーズ]サイズで立体化した時の立体映えがもの凄いんです。『ウルトラマンA』登場の「超獣」以降はハデなので塗装工程数も増えるし、『ウルトラQ』の「モングラー」とかを生産した時と比べたらパーツ数もめちゃくちゃ増える。そのため定価も随分高くなりましたが、それでも少年リックが出す「ウルトラ怪獣が欲しい!」と言ってくれる若いファンも増えました

ーー[大怪獣シリーズウルトラ編]だけで20周年ですから、いろんな世代を巻き込んでいますよね。2015年のインタビューでは『ウルトラマンA』以降の「後期ウルトラシリーズ」は「主要な怪獣のみで特にコンプリートを目指さない」っていうお話だったんです。ところが、今聞いているとその辺は、変わってきたのかなと感じましたがいかがですか?

もう全然変わりました。 この間、発売した『ウルトラマンA』の「シグナリオン」なんかも立体映えが凄すぎる。当時描かれたデザイナーさんは凄いなと思います。今まで出たことのない怪獣を週に1回、考えていたわけですから。その辺の苦労って凄いじゃないですか! それは円谷英二監督がおっしゃった「子供に夢を与える」という理念があって出来たことなんですよね。大変だった当時の映像制作スタッフの方々に「ありがとうございます!」とお伝えしたいし、そうした気持ちをコンプリートを目指す事で、少しでもファンに伝えたいという思いがあります


従実してきた『ウルトラマンA』超獣たち

ーーなるほど!

怪獣というのは、日本の文化なんですよね。アメリカだとモンスター、ビースト、クリーチャーで、それは怪獣ではない。またリアル造形へのフラストレーションから誕生したガレージキットも日本の文化だと思います。そんな映像に出てきたカッコいい怪獣を……カッコいい怪獣って個人的には『帰ってきたウルトラマン』ぐらいで終わっていると思いますが……尻尾も長いし、角も尖っているし、爪や牙も凄い部分再現したガレージキットのようなリアル造形で、マルサンやブルマァクという伝統的な怪獣ソフビのサイズに落とし込んだのが[大怪獣シリーズ]です。

ーーマルサンやブルマァクなどのソフビがお好きなので勝手にソフビだと受け止めていましたが、改めてリアル造形でソフビという素材を選んだ理由はどうしてなんでしょう?

やはり怪獣などは有機的な存在であり、硬質なインジェクション成型などではなく柔軟性のあるソフビだろうと考えたからです。またもうひとつ理由があって私は神戸方面に住んでいますが、1995年の阪神淡路大震災の時、家が全壊してしまったんです。その時、家にあったガレージキットなどは全て潰れてしまいましたが、一緒に飾っていたマルサンやブルマァクのソフビは全てではないですが救出することが出来たんです。その時「ソフビという素材は強いな」と……「地震大国の日本でソフビはとても良い素材だ」と感じたからなんです。

ーー阪神淡路大震災でご自宅が全壊……驚きました

そうですね。当時は大変でしたけど……。あとガレージキットで創世記に、ビリケン商会さんが発売した[リアルモデルキットシリーズ]に衝撃を受けました」、その商品たちを見て「ソフビでもリアル造形が出来るんだ!」と感じたことも理由ですね。ビリケン商会さんのシリーズを体験してなかったら[大怪獣シリーズ]は無かったと思います。それは自分の中でのエビデンスになってますよ

ーーその後、1998年にエクスプラスに入られて、怪獣ソフビを手掛けられ始めますよね

リアル造形で怪獣ソフビを作りたくて……。エクスプラスは元々アパレルの会社なので、中国や韓国などにアパレル工場を持っていたんです。そのルートからソフビ工場を探したいと相談して、最初は韓国の工場でスタートしました

ーー最初のソフビは30センチサイズで展開していましたよね

そうです。やり始めの時期は未だ[大怪獣シリーズ]のコンセプトが出来てませんでした。最初発売したのでは「雛型ゴジラ」です。それは1960年代のマルサンが発売したブリキ製「ゴジラ」のサイズにあわせています。ただ、その工場では、なかなか思ったクオリティで表現できないという問題に突き当たって、そこから別の工場を探すようになりました。

ーーリアル造形ということですか?

そうです。リアル造形の再現には、もうひとステップあって、この時期、先ほども言いました「ポリレジン製スタチューシリーズ」を展開しているんですが、それはワーナーストアで初めて見たスタチューだった「バットマン」ほかキャラクターの出来の良さに衝撃を受けたからなんです。ガレージキットの完成品というイメージでした。造形の再現度も高く、しかも定価も6000円ぐらいだったかな。この頃は「よりリアルなモノを作りたい!」という思いが1番強かったので「怪獣もこれでいいのでは?」と思い「ポリレジン製スタチューシリーズ」が始まるんです。リアル造形でソフビをやりたかったけど最初の工場ではそこまで再現出来ず、ポリレジン製スタチューで、ようやく満足いくリアル造形を再現できるようになる。その経験を経て、少しづつ工場での技術的部分が上がり、ようやく[大怪獣シリーズ]の第1弾として1999年に「ガメラ」を発売し、そして2003年の[ウルトラ編]に繋がっていくんです


シリーズのスタートとなった「ガメラシリーズ」
© KADOKAWA 1965 © KADOKAWA 1966 © KADOKAWA 1967 © KADOKAWA 1969

ーーそこで先ほどお話しされた[大怪獣シリーズ]の企画コンセプトが固り、具体化した感じなんですね。[大怪獣シリーズウルトラ編]ですが、最近は発光ギミックなどをつけた再販も多いですよね。今後も再販はいろんな形で続いていくんでしょうか?

最初に買ってくださったお客さんに対してとても感謝していますから、再販は出来るだけ同じ仕様では出したくない思いがあります。なので色が違ったりギミック付きだったりとなるべく差別化する様にしています。ただ逆に「最後に出したのが1番いい!」、「最初からこれで発売して欲しかった」と言われる事もありますけどね(笑)。

ーーそういえば「リボーン」として造形から作り直した怪獣もありますよね

ありましたね。シリーズを続けていると、以前製作した怪獣と今、発売されている怪獣をみるとサイズが以前より大きくなっていたり、ディティールも細かくなっていたりするんです。そういう場合、シリーズとしてバランスを取るため、ある程度合わせて出し直すべきではないか?  そんな思いがいろいろ重なって「リボーン」という事ですね

ーーまたシリーズの最初はブリスターパックでした。ところが今、大きなボックスでないと収まりきらないですよね

ブリスターという仕様だったのは 1990年代中頃の当時フィギアブームだった一番人気の「スポーン」シリーズに影響を受けたからです。「怪獣ソフビをブリスターで出す!」が当時やりたかったことでした。ところが怪獣のサイズがどんどん大きくなって、ついにブリスターを破るようになってきたので、徐々にボックス入りになっていくんです。いろいろ聞いてもらえると当時の事を思い出せるから、時代背景が分かって楽しいですね

ーー先日の「ワンダーフェスティバル2023【夏】」でずらりと[大怪獣シリーズウルトラ編]が展示されましたけど壮観でしたね!

『ウルトラQ』怪獣は、モノクロ版とカラー版を発売しましたが、カラー版は当時発売された5円ブロマイドの着色写真を参考にしているんです。ただ、そういう着色写真がない怪獣は、こちらの想像で彩色もしました。したんですが、おもしろいのは「マンモスフラワー」とか、その時、私たちが想像したカラーが、そのままオフィシャルになったりしました

ーーお話を伺うと[大怪獣シリーズ]は当時の特撮テレビ作品のさまざまな作品から怪獣を発売していますが、やはりメインは「ウルトラシリーズ」だと感じますね

スタートは「ガメラ」と東映怪獣キャラクターで、「ウルトラシリーズ」でコンセプトが確立されたという流れです。当初、一人で全てやっていたこともあって、ほかラインは全部中途半端になってしまいましたね。そこで「集中しましょう!』と言うことで「大怪獣シリーズ」の看板としての[ウルトラ編]だったんです。「ウルトラシリーズ」は今でも現役作品であり、新しい怪獣も増え続けています


『ウルトラマンタロウ』&『ウルトラマンレオ』怪獣たち


今後は「平成ウルトラ怪獣」たちも期待できそう!

ーー今日はその歴史的なお話をありがとうございます。では最後に20周年を迎えた[大怪獣シリーズウルトラ編]の今後に大注目し期待してるファンに一言メッセージをお願いします

これは先日のトークショーの最後でもお話したんですか、 やっぱり『ウルトラマン』の歴史って凄くて日本の文化でもあるし「ウルトラシリーズ」が続く限り、ジェネレーションは変わりますが[大怪獣シリーズウルトラ編]は続けさせてもらえるんじゃないかなという期待が私自身にあります。長らく新しい、特に平成以降は「ウルトラヒーロー」ばかり製作して、怪獣はたまに発売するぐらいで、あまり着手してきませんでした。ただ『ウルトラマンティガ』第1話『光を継ぐもの』に登場した「ゴルザ」を今年頭に発売した時、物凄い反響があったんです。もう『平成ウルトラシリーズ』を見て育った世代がお客さんになっていると強く感じましたね。だからこそ、この辺もしっかり作っていこうという思いですね

ーー昭和の「前期ウルトラシリーズ」や「後期ウルトラシリーズ」に加えて「平成ウルトラシリーズ」まで視野に入りましたか! ますます楽しみです!! 本日はありがとうございました!!!
(2023年9月7日にエクスプラス東京事務所にて収録)
© 円谷プロ

■後書き
インタビューの最初にsofvi.tokyo編集長は、それ以前に某ホビー誌で『そふび道』を連載していた事を告白させていただいた。そのホビー誌に参加し初めの1997年ごろ、時代はホビーブーム真っ盛り。Gee氏は、エクスプラス入社以前に通販専門のホビーショップを経営していたのです。そして当時の編集長は、なんとそこのお客さんでした! そのためGee氏との親交は長く、当時からかなり突っ込んだ、互いに好きないろんなホビーの話をしていたのです。最初は当時のホビーブームで大流行していた『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、そしてマルサンやブルマァク、M1号などの怪獣ソフビ、レイ・ハリーハウゼンモンスターや『海底二万里』の「ノーチラス号」などなど。いつもGee氏は、「これら作品のフィギュアを作りたい!」と延々語って聞かせてくれました。当時は「そんなこと実現するわけないでしょ!」って思ってて「ホラ吹きですね!」と笑って聞き流していました……。が、ここでのホラ話をGee氏は、ほぼ実現しているんです。まさに驚きなんです! まあ最近、展開しているプラモデルシリーズの話は出てませんでしたが……。これ実話ですよ!! 今回のインタビューでは「最後の締めに入れてください」とGee氏に言われたこと、それは……
「[大怪獣シリーズ]は俺(sofvi.tokyo編集長のこと)のおかげだと言っといてください。あの時、電話で散々『ホラ吹き』扱いされたので、いずれ『いいところを見せたい!』というのは本当にありましたから、正直。だから、がんばれたし『やりましたよ!』っって、自慢したかったんです(笑)」
……ウソっぽいけど(笑)。そう言っていただけるのなら当時、「ホラ吹き」呼ばわりした甲斐があったと思いますので、うれしいから最後に書き記させていただきます。

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