- 2024-8-23
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世界最大の造形&フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2024[夏]」を取材する中、実はsofvi.tokyo的に気になっていたディーラーを「番外編レポ1」として紹介! それは中国上海から出店するアマくま! きっかけは、個人的に好きな『ブースカ! ブースカ!!』の「カモスケ」を初めてソフビ化したり、今回STRANGE GALLERYで発売された「カネゴン」のレトロ感あふれる造形など! そうしたキャラクターチョイスのセンスや造形がとてもいいののだ。今回も『緯度0大作戦』から「グリフォン(翼付きシェード)」を当日ライセンスで製作したり、、『ブースカ!ブースカ!!』の「ブースカ(悪) 二期」のチョイスに始まり、独特なストーリー感で『ウルトラQ』の「ガラモン」や「このシーンを選ぶのか!?」という「ウルトラマンレオ」だったり注目度満点! その一方で、『ゴジラ対メガロ』の「ゴジラ1973)」『ウルトラマンA』の「伝説怪獣 ウー(二代目) 第三期」、『ファイヤーマン』の「二頭怪獣·ダブルゴット(3rd. GID)」などは、スタンダードなデフォルメ造形で怪獣ソフビの魅力溢れた仕上がりだ! そんなアマくまとはどのようなブランドなのか? 同時に各ソフビについてもひとつひとつ解説していただいたので紹介。アマくま(Instagram @amakuma_gs)の動向は今後も注目したい!
『緯度0大作戦』グリフォン(翼付きシェード)
東宝の怪獣たちは強い系が多いですが、アマくまはかわいい系の造形なので今回も小さくして頭を大きめにして、かわいいけど強い感じにしてみました。
『ウルトラQ』より「ガラモン」
この隕石に乗って地球に来ましたが、地球の食べ物がすごく美味しくて太ってしまい、船に乗れなくなって星へ帰れなくなってしまう。というイメージで作りました。だからこんな悲しそうな顔をしているんです。
『ゴジラ対メガロ』より「メガロゴジラ」
これは1973年の「メガロゴジラ」をイメージして作りました。劇中ではもっと大きい木を持っていましたが、これはかわいく作りたかったので、持っている木を小さめに作りました。
『ブースカ!ブースカ!!』ブースカ(悪) 二期
黒い「ブー冠」を付けると急にむかつくになっちゃうけど、全体的にはかわいいので、とても好きになってしまったんです。だから、こういうヤンキーっぽい「ブースカ」をつくりました
『ウルトラマンエース』伝説怪獣 ウー(二代目) 第三期
この「ウー」は娘の「ゆきんこ」を守るためにお母さんが変身した怪獣です。だから中に娘の「ゆきんこ」を入れたんです。デザインが凄くいいと思います。私にも子供がいるので、自分の子供を愛している感じの母親視点でアイディアを考えました。
『ファイヤーマン』二頭怪獣·ダブルゴット (3rd. GID)
球体関節を使った怪獣を作りたくて「どの怪獣に似合うかな?」って探して、この怪獣を選んだんです。お腹の首がくるくる動きます。こういう関節を使ったソフビは珍しいと思います。
『ウルトラマンレオ』より「ウルトラマンレオ」
第26話「日本名作民話シリーズ! ウルトラマンキング対魔法使い」の劇中「怪獣人プレッシャー」によって「ウルトラマンレオ」が小さくされ、川に落ちてしまいます。個人的にこの設定が大好きだから、椀の船と櫂も作りました
「あまり人気のない怪獣がめちゃくちゃ好きなんです。アマくまのアイディアみんな私です。造形はみんな旦那さんがやっています。旦那さんは幼い頃からずっと日本の特撮ドラマを見ていました。私は結婚してから、旦那さんに薦められて見るようになり好きになっていきました。そのため私は、そこまで強い作品のファンではありませんが、女性ならではの視点でアイデアを出すようにしています」 by アマくま Abaoさん