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2025年5月発売開始の[VAG]10th Anniversary 2についてお聞きしました! 「ランジアス」について T9G interview

T9G
T9G(タクジ)は、ソフトビニール作品、彫刻、絵画を中心に活動する日本の造形作家です。ノスタルジックで味わい深い キャラクター造形を得意とする彫刻家として知られている。
T9Gはそのキャリアを通じて多くのキャラクターを生み出し、その多くが 絶大な人気を得ています。長年にわたり、T9Gの代表的なキャラクターであるランジアスを、常に新しい方法で再提案しています。

2003年からソフトビニール作品で活動した後、芸術の方向性を現代美術にシフトし、2018年にThe Little Hutで発表。
以後、個展を開催 し、グループ展やアートフェアにも積極的に参加。
The Little Hutギャラリー(台湾)、Dot Dot Dotギャラリー(香港)、JPSギャラリー(日本)、Hidari Zingaroギャラリー(日本)などで作品を発表。
彫刻を主軸としながらも、自身の過去を反映した油彩画の制作を続けている

Instagram
https://www.instagram.com/xt9gx/

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ーー[VAG]は2014年に誕生してから無事10周年を迎えることができました。まずシリーズへ一言お祝いコメントをいただけませんか?

10年というメモリアルな節目に参加することができて光栄です!おめでとうございます!

ーーT9Gさんの[VAG]初参加は、第2弾の「ランギアス」でしたね。まだスタートしたばかりの[VAG]に参加したことについて、当時はどのような感想を持っていましたか?

当時はアートトイのガチャってほぼ存在していなかったと記憶していて、しかもそれがソフビでということでヤバい企画がスタートしたなって思いました。
ランギアスというキャラを採用したのは当時シャレでランジアスのトコトコ人形を作ろうかなって造形してあって、それがちょうどガチャサイズだったので、ブートっぽいミニソフビいいなと思い、ニセモノのコンセプトとしてランギアスをお願いしました。

ーースタートしたばかりの[VAG]への参加以後、ソフビ活動に何か変化はありましたか? もしあればぜひ聞かせてください。

僕は”ソフビもアート”にということを活動当初から掲げていまして、現在は念願叶いましてやっとアート業界をベースとして活動をすることができるようになりました。
自分の当面の目標であったソフビもブロンズやポリストーンスタチューなどと一緒にアート作品の立体物として展示発表することができるようになりました。
これからもソフビもアートとしての価値を上げるべく精進していきたいと思っております。

ーー今回の「VAG 10th ANNIVERSARY 2」にラインナップされた経緯を教えてください。

メディコム・トイさまからは「ランギアスで」と初めてお声がかかったのですが、2027年のランジアス20周年に向けてランジアスで行きたいというのがあり、アニバーサリー2の方でランジアスでこちらからお願いをさせて頂きました。

ーーそこで代表作「ランジアス」を選ばれた理由を教えてください。

上記で述べた感じになります。

ーーここで改めて「ランジアス」のキャラクターをデザインされた時のこだわり、コンセプトなどを教えて下さい。

・ランジアスが生まれた経緯
ソフビ作品を始めた当初は動物っぽい着ぐるみのオリジナルデザインを施した作品を作っていた過程で、怪獣着ぐるみの物も作りたいというところから作り始めました。
一番最初の「ランジアス」のイメージは細くて目が光っていて、お化けのような怪獣が夢に出てきた姿がランジアスのオリジナルイメージです。
しかし、ソフビにするにあたって、造形面でいろいろ制約があり、ディフォルメする必要があるため、ディフォルメをかけつつ人が入っていそうなプロポーションを心がけ、「ランジアス」を自分でリデザインするところからスタートしました。
このキャラをリデザインし制作するにあたっては、最強の形状をデザインしました。
ツノ、甲殻、爪、どこから攻められても大丈夫なデザイン。
しかし、その最強とは裏腹で、自然や動物を愛し、常に笑っている。
見た目は強そうだけど、ただそこにいる無害な怪獣です。
平和を愛する怪獣ランジアス
怪獣=悪者ではなく、見た目だけで害悪扱いされているのはとても理不尽極まりない。
人間主体の価値観はおかしい。
本当は人間が悪ではないのか?
そこへの問いかけみたいなキャラクターです。

ーー本作は5色ありますが、10周年ということで何か意識したことはありましたか? 今回の色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。

とくにこだわりはないですが、ランジアスの代表的なカラーのピンクは入れたいと思いました。
前回と少し変えてクリアーピンクで再現したのがこだわりになります。
他のカラーは最近特に人気のあったカラーを採用する致しました。

ーー10周年記念版として完成したサンプルを見た時の手応えなどありましたら聞かせて下さい。

ランジアスの複雑な造形やカラーリングのクオリティが高く大変満足しております。

ーーこの10周年記念という冠に関して何かプレッシャーなどありましたか? もしあったらぜひ教えてください。

プレッシャーは特に無く、楽しんで参加させて頂きました。

ーー[VAG]は10周年を通過点に、未来へ向けてまだまだこれからも突き進みます。そんな[VAG]への今後の参加意欲やシリーズに望むことなどありましたら、ぜひ聞かせて下さい。

自身の他のキャラクターでRANGEAS REX jrやNEKOTARO などガチャになったら嬉しく思います。

ーー最後に次の10年に向けて、毎回[VAG]を楽しみに待ってくれるファンへひと言メッセージをお願いします。

今回もどれも満足いくカラーだと思いますので、是非全カラー手にしていただけたら嬉しく思います。
ガチャガチャは当たりがあると楽しいので、個人的に当たりカラーはクリアーピンクです。

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