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2017年9月発売開始の[VAG]第12弾についてお聞きしました! ひかりバンビ編「くまのくまくま」について

2017年9月発売開始の[VAG]第12弾についてお聞きしました! ひかりバンビ編「くまのくまくま」について
ひかりバンビひかりバンビ
■グラフィックデザイナー経験を経て、 フリーランスイラストレーター、キャラクターデザイナー、 最近ではソフビ作家としても活動中。Nikonの公式キャラクターニコンちゃんなど商業制作の他、 アーティストとして国内外のイベントやコラボレーションなどに参加。POPで元気なキャラクター、 手に取った人をどこかほっこり、元気になれるビタミンのような制作を目指している。 2016年にオリジナルキャラクターのサカナトリをソフビ化し、2017年も国内外で様々なイベントに参加予定。

 

ーー今回の[VAG]参加の経緯と感想を教えて下さい。
昨年末頃、赤司さんにご挨拶させていただく機会がありまして、その際に今回のオファーをいただきました。その時に、私がずっと大事にしてきた「くまのくまくま」を気に入っていただきまして、私自身とてもうれしかったです。学生の頃からトイが好きで憧れていたメディコム・トイさんで、長年大事に描いてきたキャラクターで商品化されること、今でも本当に感激しています。

ーーこのプロジェクトに対して期待している事などあったら教えて下さい。
「くまのくまくま」は長く描いてきたこともあり、イベント等でも認知されている感触はあったのですが、今回カプセルトイになることで、おもちゃ好きの方、ソフビ好きの方など、より多くの方に「くまのくまくま」を知っていただいて、好きになってくれる方が増えたらうれしいなと思っています。メディコム・トイの赤司(竜彦氏/メディコム・トイ代表取締役)社長に気に入っていただけたこともありますが、一番長く描いてきた大事なキャラクターだったので、スポットライトを当てていただけて私も「ぜひお願いします!」といった感じです。このキャラクターを生み出した時、当時専門学校の外来の先生に「自分が本当に大事なキャラクターや作品は、本当に信頼できる先が出来るまで大事にとっておくんだよ」と言われたことがありまして「ああ、これが今なんだ」と思い出して運命的なことを感じました。

ーー改めてキャラをデザインされた時のこだわりや、コンセプトなどを教えて下さい。
「くまのくまくま」は、およそ10年前、私が美術系の専門学校を卒業間近にしていたころに生まれました。コンセプトは「お母さんが作ってくれた手作りのくまのぬいぐるみ」です。有り合わせの生地で作られたので、パーツごとに生地はばらばら。縫い目も見えてしまって、商品のような完成度ではないのですが、そこには愛情がいっぱい詰まっていて、どこにも売っていない、たったひとつのぬいぐるみ。それが「くまのくまくま」です。そして「くまくま」は眠った後スケッチブックに絵を描いて、子供の夢の中の世界を楽しくしてくれる不思議な力を持っています。ここまで思い入れの強いキャラクターは私自身、中々いなくて本当に大好きで大切なキャラクターです。

ーー原型はPERFECT-STUDIOさんです。原型製作依頼でこだわったポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。
カプセルに入るサイズなので、サイズ感を活かして可愛いフォルムになるよう、もっちり感を出していただく様にお願いしました。後は目線を少し上にしていただいて、少し見上げているように見えるように調整いただきました。手足を縫い付けているボタンの糸など、細かなディテールも丁寧に制作していただきまして、本当に素晴らしい造形に感激しました。「くまのくまくま」が初めて立体になったこと本当に感慨深いです。

ーー今回は5色あります。色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。
色決めは正直、中々悩みました。というのも「くまのくまくま」は色分けが凄く多いので配色バランスがとても難しかったからです。なのでそれぞれイメージをつけて良さが出るように何度もPC上でサンプル制作を行った後に彩色作業をしました。「赤い帽子」は基本のスタンダードカラー。「青の帽子」は濃いデニム生地、木のボタンで男性や大人っぽさをイメージ。「ピンクの帽子」はベビーカラー。パステルで彩色して可愛さをイメージ。「紫の帽子」は、発売開始がハロウィンに近いので、ビビットでイベントを意識したイメージにカラーリングしました。それぞれ印象が違うバリエーション作りが出来たかなと思います。

ーー実際にソフビサンプルを見た時の完成への手応えなど聞かせて下さい。
思ったより大きくて存在感を感じました! 元々トイ好きなのと、自分のキャラクターなのもあり、純粋にトキメキで一杯になりました(笑)。造形サンプルも彩色指示後の彩色済みサンプルも、どちらもとても素晴らしかったです。色味、細かな色分けも再現していただけていました。

ーー[VAG]はすでに何シリーズも展開しています。これまでの各シリーズに対してプレッシャーなどはありましたか?
人気アーティストさんが連なるシリーズに新たに参加させていただくことは本当に光栄でした。ですが正直、プレッシャーはなかったです。というのも赤司さんの細やかなフォローがあったこと、PERFECT-STUDIOさんの原型の素晴らしさがあったからだと思います。お声かけ頂いた時から「自分の出来る以上の素晴らしいものがメディコム・トイさんの力をお借りして再現できるんだ!」とすっかり安心しきっていました(笑)。

ーーまた[VAG]では先に照紗さんが、そして今回ひなたさんも同時に[VAG]デビューします。「TEHON」に加えて[怪獣ギャルズ]の3名がそろって活躍することについての感想などあれば聞かせてください。
照紗さん、ひなたさんとは元々作家友だちでしたが、ソフビと関わってから一緒に過ごすこと、共有することが多くなり、国内外を様々なことに挑戦してきた間柄です。3人でたくさんの場所や展開に挑戦していけること、本当にうれしく感じています。忙しくなると励まし合って、とりあえず美味しいものを食べに行ったりして制作に向き合っていますが、何だか姉妹の様でもあり本当に楽しいです(笑)。それぞれ個性があり、また、とても意欲的で素晴らしい作家さん達なので「私も負けてられない!」といつもポジティブな方向に奮い立たせられていて、そういった意味でも本当に助けられています。

ーー今後またシリーズへの参加意欲などあれば聞かせて下さい。
ぜひ、オファーいただけましたら、よろこんで参加させていただきたいと思っています! 今後も魅力あるキャラクターを生み出していけるように制作に励みたいと思います。

ーー最後にファンへのメッセージをお願いします
これまでも「くまくま」を愛してくださった皆様、今回初めて「くまくま」を知ってくださった皆様、ついに「くまくま」が立体になって発売されます。子供の頃大事にしていたぬいぐるみ、お母さんの愛が詰まった手作りのモノ……。「くまくま」を通してそんなことも、ふと思い出してもらえたらうれしいです。「くまくま」とぜひお友達になってくださいね! そして「くまくま」があなたの夢の世界を楽しく彩ってくれますように!

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