TOPICS:

[VAG]第3弾についてお聞きしました!INSTINCTOY編 CURIO製作について

[VAG]第3弾についてお聞きしました! INSTINCTOY編 CURIO製作について
INSTINCTOY
■代表&デザイナー・大久保博人氏(おおくぼひろと)。
2005年にINSTINCTOYを設立。2008年よりオリジナルソフビフィギュアの製造を開始。「可愛さ+毒」をテーマに、独自の世界観によるストーリー設定を背景に、謎の侵食モンスターに襲われ変貌を遂げる様子を描いた様々な作品を発表。2012年に拠点を大久保氏の出身である滋賀県に移し、独自でデザインを手がけた店舗を設立。現在はメーカー業務が中心のため店舗販売を縮小し、ギャラリー&オフィスというスタイルで営業。2015年はアジアを中心に、9カ国の取扱店より世界販売に力を入れ運営を行っている。

―今回のプロジェクト参加の経緯と感想を教えて下さい。
実は去年の年末に別件で赤司さん(竜彦氏/メディコム・トイ代表取締役社長)から「猫のincを作ってくれませんか?」とお声掛け頂いたのがきっかけでした。当初は、既存のオリジナル作品”inc(インク)”のボディーをそのまま使用し、頭部と尻尾のデザインを変更しただけの単純な猫変化型モデルのご提案を頂いたのですが、デザインをする上で全身新造形の方が絶対に可愛いと思い、両方のデザインを赤司さんに提出させて頂いた所、やはり完全な新デザインのモデルをお気に入り頂けて、制作に着手しました。その流れで今回のプロジェクトもお誘い頂き、参加させて頂く事になりました。CURIO(キュリオ)という素敵な名前も赤司さんから命名頂きました。

―このプロジェクトに対して期待している事などあったら教えて下さい。
オリジナル制作を開始し、今年で7年目を迎えます。これまでに大・小様々なキャラクターを製作して来ましたが、500円という価格帯の作品は初めてです。しかも、ガチャガチャ!!Series3より販売店舗を拡大されるという事ですので、より多くの方にINSTINCTOYのオリジナルキャラクターの存在を知って頂けるきっかけとなる事を期待しています。

―今回なぜこのキャラ=CURIOを製作しようと考えたのか教えて下さい。
先に説明した経緯から誕生した作品「CURIO(キュリオ)」の発表とほぼ同じ時期に、気軽に購入頂ける[VAG]のミニCURIOがリリースになれば、新作を楽しみに頂いておりますファンの方に喜んで貰えると思い同じデザインを起用させて頂きました。

―キャラの設定や制作コンセプトなどありましたら教えて下さい。
もともと当店のオリジナル作品は基本的に謎のモンスターによる『侵食(寄生)』をテーマに作品を制作しております。CURIOは、2008年から今も尚シリーズを継続させて頂いておりますinc(インク)と同様、謎の液体侵食モンスターLIQUID(リキッド)に襲われ侵食された姿をテーマに描いた作品となります。ツンツン・ドロドロの姿のその先は、お客様に想像頂き世界観を広げて頂けると嬉しいです。

―原型製作時にこだわった造型ポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。
原型師さんは、メディコム・トイ様のご紹介により金子ヨウヘイさんにご制作頂きました。複雑な造形で、ミニサイズで表現するには非常に難しいデザインですが、サイズ感から自ずと可愛さは出ると思いましたので、放射線状に伸びる突起と、ドロドロの体という特徴をシンプルに表現頂き、出来る限り「毒」の表現を抽出頂きました。なかなか「キモ可愛い」作品に仕上がったと思います。

―今回は5色あります。色を決めた基本的なコンセプトと、各色をこの色に決めた理由を教えて下さい。
色数も出来る限り少なく、そして、シンプルな仕上がりながらも、個々にキャラクターの個性が感じる配色を選びこの5色になりました。

―実際にソフビサンプルを見た時の完成への手応えなどあったら聞かせて下さい。
率直に、自社作品には無い”ゆるキャラ”風の、とっても可愛い作品に仕上がったなと思いました。いい意味で肩の力を抜いて制作に臨んだ作品という事もあり、INSTINCTOYには無い新しい雰囲気の作品に仕上がったと実感しております。当店の作品のコレクター様に受け入れて頂けるか不安な面もありますが、逆に、新しい個性を気に入って頂ける事を期待しております。

―すでに第1弾&第2弾が発売され盛況だったようです。そういう状況を受けてのプレッシャーなどはありますか?
もちろん、あります。そもそも、メディコム・トイさんはボクにとっても特別なメーカーさんです。今から13年前、東京藝大を目指し浪人中だった頃、本屋で何気なく手に取った玩具雑誌(確か『フィギュア王』だったと思います)に掲載されていた「BE@RBRICK series1」の広告写真を見て、雷に打たれた様な衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えております。“アートと玩具”との融合に、計り知れない魅力と表現力の可能性の広がりを感じ、この世界に飛び込みました。あの時の衝撃がなければボクの人生そのものが変わっていたと言っても過言では無い程、影響を受けた作品です。
その後もリリースされる商品の多くに魅了され続けてきました。玩具をアートのレベルに引き上げた功績は、国内に限らず、世界中のコレクターやアーティストに多大なる影響を与えて来たと思います。そして今回の[VAG]企画もまた、アーティストのソフビ作品を、より身近なものにする大きなきっかけとなる素晴らしい企画だと思います。これからも「BE@RBRICK」の様な大人気のご長寿シリーズになる事を願い、微力ながら少しでも本企画のお力添になれれば嬉しいです。

―今後また[VAG]シリーズへの参加意欲などあれば聞かせて下さい。
このような企画向けの作品を制作させて頂くのは初めての経験でしたので、今になって次々に新しい作品のアイディアが湧き上がってます。もし、また次回チャンスを頂けるなら嬉しい限りです。

―最後にファンへのメッセージをお願いします
猫をモチーフにした新作のCURIOの他にも、今年は氷版LIQUIDのサイズupモデルとなるBIG ICE LIQUID、LIQUIDを箱型の形状にしたLIQUID BOX、コウモリをモチーフにしたBAT LIQUID、雪だるまのSNOWYと、年内に続々と新作のリリースを予定しております。ぜひともご期待下さい。

curio_img

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

人気記事

SOFVI INSTAGRAM

※instagramにハッシュタグ "#sofvitokyo" をつけて投稿した画像が表示されます。

    もしもし こちら編集部

    東映レトロソフビ
    コレクション10周年

    ページ上部へ戻る