TOPICS:

[VAG]第8弾にラインナップされた「コッカ」について木梨憲武氏にお聞きしました!

[VAG]第8弾にラインナップされた「コッカ」について木梨憲武氏にお聞きしました!
木梨憲武(きなし・のりたけ)木梨憲武(きなし・のりたけ)
■1962年、東京生まれ。1980年に「とんねるず」結成。タレントとして活躍しながら1994年放送のバラエティ番組でアーティストキャラ「憲太郎画伯」役から、同年番組企画で初個展を開催。その後、タレントと並行してアトリエを持ち本格的に作家としてスタート。1997年に絵本「のりたろうのーえほんのーはがきのー。」の出版に始まり、1998年には東京・営団地下鉄(現・東京メトロ)ポスター制作や、本の表紙、CDジャケットなどを手がけ豊かな才能を発揮。2014年5月からスタートしたアーティスト活動20周年個展「木梨憲武展×20years」は、2016年3月まで全国8都市を巡回し43万人を動員。新作「コッカ」の絵本は「手のひらサイズの『読むサプリ』TEHON」から『いるよ!!』『どうしよう・・・』『まいにち。』(作・画 :木梨憲武 / エビ沢キヨミ)の3冊が全国のLAWSON(店舗限定)、HMV、HMV&BOOKS、ローチケHMVほかにて各800円(税込/缶バッヂ付き)で発売中。また『TEHON』リリースを記念したワークショップイベント「木梨憲武 フェアリーズ@タウン」も開催中。詳細は公式サイト「木梨憲武 × フェアリーズ」まで http://kinashicocca.com/

ーー改めて「コッカ」について教えて下さい。
ある時ウチのかみさんの(安田)成美さんが「小学校か幼稚園ぐらいまで小さな妖精みたいな存在が普通に毎日いた」っていうのを思い出して、「そういえば憲ちゃんに似てたかも」と言われたことからこうなっちゃったんです。それをNHKの生放送で話したら、番組HPやTwitterアカウントに、もの凄く多くの方から「ボクも見てた、私も見てた!」って反応して下さって。長男が幼かった頃「あ、今もコッカ居るよ」と言ったりするのを聞くと、ボクには見えないけど「そういう妖精がいてもおかしくないな……」と思って。それらのお話を元に姿と名前を再構成した形なんです。「コッカ」は基本的にあまりマイナスコメントは言わなくて、何か困ったら出て来て「どうした? 大丈夫?」って助けてはくれないけど、精神的に支えてくれる存在なんです。

ーー今回の『TEHON』について聞かせてください。作者名にはエビ沢キヨミさんの名前も入っていますね。
絵は合作です。最初、ボクはデザインと物語だけで、絵はエビ沢さんに全部描いてもらおうと思ったんです。その打ち合わせ中に、ボクの描いた「コッカ」を切り抜いてエビ沢さんの絵の上に乗せたら、ギャップがありすぎておもしろくてね。それでエビ沢さんの素敵なタッチの絵の上に、ボクの「コッカ」を乗せるダブルのシステムでやらせてもらったんです。

ーー企画としてのスタートはいつ頃なんですか?
1年ぐらい前、成美さんが舞台をやっている時、毎日「コッカ」に「階段下りるの気をつけてね」とか言わせながら描いていたんです。それを出かける時に置いといて、成美さんと「コッカ」を通して会話したのが始まりでした。それから「色塗ってみようバージョン」とか「髪の毛ちょっと変えてるのがたまに出てくる」とか取り憑かれたように何百体も描き続けて・・・髪が外巻きだった時期もありますよ。後にこれを資料としてまとめたんですが、ボクの落描きがナンバリングされるとは思ってなかった(笑)。

ーー今回の[VAG]は、9月1日に発売された「TEHONプロジェクト」の一環としての参加ですよね。[VAG]というシリーズへの感想などがあれば聞かせて下さい。
メディコム・トイさんのエキシビションで、ガラスのショーウィンドウに入っているのを見た時は驚きました。「浮いてるねえ、お邪魔します」って気持ちでした(笑)。

ーー立体化されたコッカをみていかがでしたか?
正面を描いてる時は全く平面だから、ラインのつながりや横の感じも解らなかったけど、背中側がこうなるとは思っていなかったですね。

ーーちなみに「コッカ」の大きさは、どれぐらいなんですか? この[VAG]ぐらいですか?
本当は膝下ぐらいらしいです。これ([VAG])よりふた回りぐらい大きいですかね。取材によると緑っぽかったそうです。

ーーカラーについてはいかがですか?
成美さんから「服は緑で!」というオーダーがあったので、今回の5色は顔のカラーバリエーションになりました。公開中の映画『ファインディング・ドリー』で「マーリン」というお父さんの吹替をやらせてもらいましたが、その仕事が終わった瞬間「コッカ」になったんです。だから『ドリー』に取り組む時と同じ気持ちで「コッカ」を応援できる。これもまた新しいプロジェクトの立ち上がりなんで、同じような気持ちでこいつらを可愛がっていこうかなと思っています。

ーー最後にファンへのメッセージをお願いします
『TEHON』発売記念のワークショップイベント(「木梨憲武 フェアリーズ@タウン」)を東京、名古屋、大阪で行います。そこで自分が小さい頃見た妖精を教えていただきたいです。会場では「コッカ」の友達がこのサイズで何万体と出てくるかも知れない。あと見たことはなくても「こういうのがいたらおもしろいな」というのもBグループとしてOKです。今後はそういう“遊び”に突入していこうかな。もし時間と興味があるんだったら、ぜひ遊びに来ていただきたいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

人気記事

SOFVI INSTAGRAM

※instagramにハッシュタグ "#sofvitokyo" をつけて投稿した画像が表示されます。

    もしもし こちら編集部

    東映レトロソフビ
    コレクション10周年

    ページ上部へ戻る