2015年1月11日に新年最初のトイイベント・スーパーフェスティバル67が開催された！　ここでの目玉は、よしもと芸人の竹若元博氏（バッファロー吾郎）、川島邦裕氏（野性爆弾）、佐田正樹氏（バッドボーイズ）が、自らデザイン＆原型を担当し、メディコム・トイで製作した、次男（竹若氏作）、人類（川島氏作）、とろみ君（佐田氏作）初お披露め！　当日は竹若氏、川島氏、佐田氏も会場にかけつけ自らファンへ販売し、トークショーも行なったのだ。

この日の限定版の次男・葉年期、人類・排卵バージョン、とろみ君2期は、当日は11時から抽選販売ということで3大芸人は少し前に来場。その時、ファンの列がなく、一気に不安になったという。ところが11時になると、あっという間に長蛇の列となりドキドキした表情の竹若氏、川島氏、佐田氏が販売ブースに到着。

抽選販売は、ファンがくじを引き「アタリ」が出たら購入できるというもの。3名が見守る中、最初のクジは……なんと「ハズレ」!?　「ああ！」という溜息がブースに充満するも、気を取り直して、次のファンが……でもまた「ハズレ！」。結局、4番めのファンまで全て「ハズレ」が続く緊急事態。しかし、5番めでようやく「アタリ」、3人の芸人は安堵の表情になるのだ。結局、各限定30体は、30分もかからずに完売となり、緊張から解放された3人の芸人は喜びで一気に表情がゆるんでいた。

そんな気分で竹若氏、川島氏、佐田氏のトークショーがスタート！　今回の企画について、メディコム・トイの近所に住んでいるという川島氏が、いきなりメディコム・トイに突撃したことや、その一方で昨年開催された3人の芸人のイベント用グッズ製作の話の中、昨年３月より大のソフビファンになったという佐田氏の提案で「ソフビを作りたい！」と打診したら、赤司竜彦氏（メディコム・トイ代表取締役社長）が大乗り気でトントン拍子に決まったという、ウソのよう実話を披露。

そしてトークは３名がそれぞれ製作したソフビの自己紹介に。
佐田「『とろみ君』です。顔の周りにトロトロしたモノを付けたからです。それをボクが“とろみ”と呼んでて、そこからです」
川島「これは『人類』と言うヤツなんですけど、人間のエゴが全部詰まった……。尻尾がタコゲソでサラリーマンの方好きでしょ？　煩悩の固まりという乳房ね。これもサラリーマンの方好きでしょ」
佐田「全部サラリーマンですやん（笑）」
竹若「で、ピンクは？」
川島「ピンクは歌舞伎町の誘惑というか……。これはサラリーマンの方に買っていただきたい（笑）」
竹若「ボクは『次男』ですね。名前をつけようとなった時、『次男』だったら、次に『長男』とか、『三男』とかいろいろ展開出来るんじゃないかなということからです（笑）」

デザインについては、川島さんが「一発目なんで、やりたいことありますやん。それを凝縮しただけなので、すっと出てきましたね」と語れば、佐田さんは「本当にソフビが好きだから、自分が『買いたいな……』と思えるようなデザインで、キモカワイイ感じをテーマに考えましたね」と言いつつ、デザイン画は川島さんに描いてもらったことをカミングアウト。
すると川島さんに「原型監修のあべ（♨とおる）先生に教えてもらって造型したんですが、佐田は100%あべ先生に作ってもらってました」と暴露され、慌てた佐田さんは「いや100%ではないです。顔のとろみは、自分で作りました……。まあ、あべ先生が70%でボクが30%だと思って下さい（笑）」と正直に告白。
最後に竹若さんは「始めもっと複雑なデザインを考えていたんですけど、赤司社長が『今回は芸人さんが自分でデザインし、自分で作るという、そこを徹底したいと思います』と言われたので、自分で作りやすいシンプルなデザインにしぼり直しました」と語ってくれた。

サンプルは見ていたが製品版を見たのは本日、初めてという3人の芸人。無事に完売したことについて、みな「めちゃくちゃうれしかったです！」と口を揃える。佐田さんは「今後、5色ぐらいまで展開したい。今回限定版なので、今後ノーマル版が発売されることを想定して今回は2期と付けたんです」と「とろみ君2期」の理由を語る。

このソフビを見て「自分もやりたい！」という芸人さんが増えるのでは？　との質問に川島さんは間髪入れず「参加さすかい！」と吠える！　竹若さんは「実際に興味を示すのいますよ。ボクらよりビッグネームなので、これより売れる可能性が高いんです」の発言に再び「さすかい！」と川島さん（笑）。「そこはもう切り開いた3人で」と竹若さんが宣言するが、佐田さんが「メディコムさんからしたら、ボクらよりもっと有名な方が作ってくれた方がね……」と台無しの一言（笑）。

このトークショーで、せっかく興味を持っても、すでに本日の限定版は完売……「それは殺生でしょう！」　という質問に川島さんはトークショーのデスク上にある人類を手に「どうですか、これ？ ほな1体、80万で！（笑）」とボケ倒す。「買うかい！」（佐田）。

最後に今後の展望として川島氏は「これでメディコム・トイの本社ビルがもう一回り大きくなって『川島さんのおかげです』と言ってもらえるようにね」とブチ上げれば、竹若氏も負けじと「今日、ボクらのことを全く知らない海外のお客さんがソフビを見て『オッ！』って買っていただいたので、多分ボクらは次のステップは世界だと思ってるんで。もうおもしろいこと言わずに、ソフビばかり作るという。次は世界で会いましょう」とビッグプランを打ち明けてくれた（笑）。

そんなボケて、突っ込んで、ソフビを作る楽しさ一杯のトークショー。気になる次回発売は？ 2015年2月8日に幕張メッセにて開催されるワンダーフェスティバル2015冬に3体の新たな限定版（NEWS02参照）が発売されるというので注目だぞ！

※販売終了後のインタビュー動画はこちら

 

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