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T9G
T9G(タクジ)は、ソフトビニール作品、彫刻、絵画を中心に活動する日本の造形作家です。ノスタルジックで味わい深い キャラクター造形を得意とする彫刻家として知られている。 2003年からソフトビニール作品で活動した後、芸術の方向性を現代美術にシフトし、2018年にThe Little Hutで発表。 Instagram |
ーーT9Gさんは[VAG]シリーズの初期に「ランギアス」に始まり「ランジロンBaby」、そして代表作の「ランジアス」と何度も参加されました。これまで参加された[VAG]シリーズへの手応えや感想などあったら聞かせてください。
まずガチャガチャになること自体が嬉しいことでしたし、しかもそれがメディコム・トイさんのソフビガチャというところでダブルで最高でした。
その中でもとくにランジアスは小さいながらも造形の再現度やカラーリングが素晴らしく、T1サンプルが届いたときビックリしたのを覚えてます。
ーー今回「ランジアスjr」で久しぶりに[VAG]にラインナップされた経緯を教えてください。
ランジアスjrが丸っこくガチャに合う造形なので、とても可愛らしく仕上がるのではというメディコムさんからのお誘いにより即OKさせて頂きました。
ーー「ランジアスjr」のキャラクターをデザインされた時のこだわりや、コンセプトなどを教えて下さい。
子供時代のランジアスを作ろうと思い制作いたしました。
デザイン的には、成熟したランジアス自体はどこから攻められても大丈夫な形状でデザインされていますが、ランジアスjrはまだ成長途中の未熟な形状になっています。
転んでも痛くなく跳ね返るようなプニプニしていてふっくらした風船のようなデザインになっています。
ーーまた作者として「ランジアスjr」の原型製作時にこだわった造型ポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。
シンプルだからこそ顔などの微妙な凹凸の造形にはこだわっています。
そしてあえてドールアイは使わずキュートになるように仕上げました。
ーーそして完成した「ランジアスjr」の原型を見た時の率直な感想を聞かせて下さい。
ちっこくなったジュニア、常にポッケに入れておきたいと思うくらい可愛いって思いました。
ーーシリーズは5色あります。色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。
色の三原色のイエロー、マゼンタ、シアンと、プラス白と黒でまとめました。
可愛らしくしたかったので、三原色の方はパステル寄りにしています。
ーーもはや何度も参加経験のあるT9Gさんには、もうないのかな?とも思いますが、今回のように久しぶりにシリーズに参加することへのプレッシャーみたいなものはあったりするのでしょうか?
常にあります。
VAGに限らず全ての立体作品や平面作品を発表する時はいつも世界面接にあっている気分です。
すごくドキドキします。
ーー[VAG]シリーズも第36弾になりました。T9Gさんが参加されたシリーズ初期と比べると、[VAG]をとりまくファン層など随分状況が様変わりしたようにも感じます。
アーティストとして発信される立場から、こうした[VAG]を取り巻く状況の変化は、どのように感じていますか?
初めの頃はガチなソフビファンの方々が多いなって思いましたが、最近は普通の主婦の方だったりがVAGガチャで作家さんを知りましたというケースが結構あるみたいで、ガチャならではの広がり方に作家としてはとても嬉しく思っております。
ーー今後もバージョン違いや新キャラクターなどで[VAG]への参加意欲などあれば、ぜひ聞かせて下さい。
新キャラもいろいろ生まれているので、ぜひまた参加させて頂けたら嬉しいです!
ーー最後に新たな「VAG ランジアスjr」を楽しみに待つファンへのメッセージをお願いします。
たくさんいろんな場所でジュニアを一緒に連れて行ってくれたら嬉しいです!
ファンの方々のいろんな思い出にぜひジュニアも加えてあげてください。