照紗
グラフィックデザイナー
オーストラリア・シドニーで高校・アートスクール生活を過ごし帰国したのち、企業でのグラフィックデザイナーを経て独立。日本文化や伝統芸能に独自解釈をミックスして作品を制作する。主に展開する【郷土玩具怪獣プロジェクト】では、日本各地に古来から伝わる【郷土玩具】をベースにデザインされた郷土玩具怪獣「イヌハリゴン」や「キブナドン」を始め、郷土を護るやさしい怪獣たちをソフビを中心に展開。国内外のトイフェス・アートイベント出展や個展での発表を通してファンを広げている。
Twitter :https://twitter.com/p_genmu
Instagram:https://www.instagram.com/teresachiba/
FB「郷土玩具怪獣プロジェクト」:https://www.facebook.com/FolkToyKaiju
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【代表取締役社長 赤司竜彦によるキャスティングポイント】
照紗さんとの久しぶりのジョインになりますが、実はこれには理由があり、結構大掛かりな仕掛けを
ご一緒する予定だったのですが残念ながら諸般の事情で、これが無くなってしまい、
この間のVAGへのキャスティングが出来なかったのが大きな理由です。
この間も栃木県の郷土玩具黄ぶなとのより有機的な企画をクラウドファンディングで結実されたりと、
精力的に活動をされており、久しぶりにご一緒した照紗さんは随分と逞しい姫になられていました。
この先も色々とありそうなので御期待ください。
Q1/照紗さんは「郷土玩具怪獣 イヌハリゴン」以外の新規造形でシリーズ2回目の参加です。
まず過去の参加への感想とその時の手応えを教えてください。
イヌハリゴンは、誕生すぐにVAG series 11にアサインしていただいた後、
上野ランド限定・北京イベント限定と3種類のバージョンを立て続けに展開していただきました。
それを機に、沢山の方に存在を知っていただいて、国内外のイベントで沢山のトイファンの方々や
アーティストやギャラリーなどと交流する事ができました。
作家として、宝物になる時間を沢山一緒に過ごすことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
Q2/この「郷土玩具怪獣 犬張仔達磨」で新たに参加した理由を教えてください。
「新しく郷土玩具怪獣の仲間でのVAGリリース」とオファーをいただきましたので、
どの子でご一緒させていただくか悩んだのですが、「犬張達磨」レギュラーサイズのリリースを
控えていた頃だったので、犬張達磨で参加させていただきました。
Q3/「郷土玩具怪獣 犬張仔達磨」のキャラをデザインされた時のこだわりや、コンセプトなどを教えて下さい。
「犬張達磨」は、イヌハリゴンが旅先で達磨の絵付けをしたら、うっかり生まれてしまった「達磨」と「犬張子」が
合体した新しい郷土玩具怪獣です。他の郷土玩具怪獣と比べて、合体デザインで異質な存在な様ですが、
実際に「達磨」もオリジナルデザインからスピンアウトして日本各地で
相当数の独自の達磨(「姫だるま」や「三角だるま」など…)として縁起物になっている事に興味を持った事も
オリジナル合体達磨(?)を作ろうと思ったきっかけでした。
VAGの「犬張仔達磨」たちは、その仔犬サイズバージョン。
イヌハリゴンたちにいつもくっついて付いてくる可愛く小さいお供の登場となりました。
Q4/原型製作時にこだわった造型ポイントなどあれば理由と共に教えて下さい。
「犬張達磨」は、元来の達磨の形でありながら、愛らしく福々しいフォルムになる様に原型師さんと
相談しながら作り上げました。お腹の福の文字も縁起物として、ご利益が感じられる力強い文字になる様にこだわっています。
そこで、「犬張仔達磨」もそのこだわりをベースにちびっ子サイズとして、
更に愛らしくなる様に顔やボディバランスを調整して仕上げて頂きました。
Q5/今回は5色あります。色決めの基本コンセプトと、色バリエーションの理由を教えて下さい。
今回の5色は、「犬張子」と「達磨」の合体怪獣ですのでご利益もてんこ盛りが良いなと思い、
色付き達磨に込められた願意を参考にしました。赤色は達磨定番の「魔除け・疫病除け」と共に
「開運」カラーですが、「立身出世」の青色、「巨富繁栄」の金色、「一家繁栄」の橙色、
そして桃色は「良縁成就」が一般的ですが、今回はそれに令和の慶祝カラーの桜・梅・菫色を入れた
新しい「招福令和」カラーとしました。
Q6/実際にソフビサンプルを見た時の完成への手応えなど聞かせて下さい。
「わー!かわいいー!」と思わず声がもれました(笑)イヌハリゴンの時もお世話になった
PERFECT STUDIO様の原型制作なので、今回も最高に可愛い縁起物としての仕上がりにとても感激してます。
Q7/[VAG]はすでに何シリーズも展開しています。
これまでの各シリーズに対して何かプレッシャーなどありましたか?
私が前回リリースしてからも続々と魅力的なリリースが数多くありましたので、
プレッシャーが皆無というわけではありませんでしたが、たくさん良い刺激をいただいていた分、
とっても楽しく取り組むことができました。
Q8/今後またシリーズへの参加意欲などあれば聞かせて下さい。
郷土玩具怪獣たちは、少しずつ仲間を増やしそれぞれの形で元気に活動中ですので、
またVAGでの楽しい展開をご一緒させていただければ嬉しいです。
Q9/最後にファンへのメッセージをお願いします
疫病と生きる大変な時代となり、早1年以上たってしまいました。郷土玩具は、日本古来から繰り返される
疫病流行の中で、疫病退散をはじめ人々の様々な幸せを願ってきた存在です。
この子たちが、皆様の日々の癒しとして頼もしく寄り添える存在になりますよう願っています。
そして、いつもあたたかい応援をありがとうございます!とても励みになっております!